【カグラバチ】漣家(さざなみけ)とは?

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カグラバチに登場する妖術師一族「漣家」について、内容を整理してご紹介します。

漣家の概要

漣家は神楽町を舞台とする物語に登場する妖術師一族で、200年以上の歴史を持つとされています。作中の時系列では11代目当主が一族を率いており、仮に一人の当主が60年生きたと仮定すると600年以上続いてきた計算になる、由緒ある家系という設定です。

一族の生業「落札」

漣家を語る上で欠かせないのが、一族が代々営んできた「落札」というオークションです。これは表向きは市場ですが、実際には出品されてはいけない品物や人身までもが取引される闇オークションとしての側面を持っています。本来許されるものではないものの、漣家の強大な力ゆえに黙認されてきた経緯があり、妖術師を統括する政府組織である「香那美」ですら手が出せない状態でした。そのため、違法に出品された品(神埼)の回収も、力ずくの摘発ではなく潜入という手段で進められることになります。

護衛部隊「塔」

漣家には当主直属の護衛的存在として「塔」と呼ばれる精鋭部隊があります。一族の中でも特に実力のある者だけが選ばれる少数精鋭の組織で、物語の時間軸では兄弟である2人を含む4人で構成されています。塔のメンバーは当主の能力によっていつでも異空間から呼び出せるため、単独でいるように見えても不意に加勢が現れるという厄介さも持ち合わせています。

一族に伝わる二つの術

漣家の人間が使う術は基本的に以下の2種類に限られます。

  • :手のひらから衝撃波を放つ攻撃技。基本的な攻撃手段として一族に広く使われますが、シンプルな技であるため単体ではさほど強力とは言えません。
  • :異空間を自在に操る術。攻撃能力はありませんが、大量の物品を格納したり、登録した人物を瞬時に呼び出したりできる非常に強力な能力です。距離に関係なく発動でき、また蔵の持ち主が死ぬと同時にその空間ごと消滅するため、外部から干渉されない極めて高いセキュリティ性を持っています。

ただし蔵を継承する際には相の力を失うという代償があり、両方を同時に扱えたのは初代当主のみという特別な例外だったとされています。この構造により、当主自身の攻撃手段は乏しく、その分を補うために「塔」という護衛部隊が置かれていたと考えられます。

主人公との戦い

漣家が飛雀から譲り受けた「神埼」という品を落札の目玉商品として出品しようとしたことがきっかけとなり、主人公はそれを奪還するため単身で漣家に乗り込みます。その過程で、位相すら使えず落札の雑用を押し付けられていた一族の内部の人物と出会い、彼(彼女)が持つ内部情報を頼りに作戦を進めることになります。

当主との戦闘では、当主の蔵の能力によって人質を取られるなど苦戦を強いられますが、それまで無能とされていた協力者が土壇場で覚醒し、相と蔵の両方を使えるようになったことで戦況が変わります。最終的に主人公は当主の蔵の内部に転送され、そこで直接対決に。当主は禁断の神埼を使用して抵抗しますが、戦闘の傷と神埼による精神への負荷から命を落とし、塔のメンバーも制圧されるという結末を迎えます。

その後

当主の死、拠点の崩壊により漣家としての組織は事実上消滅したと見られています。蔵の能力を継承したのは覚醒した協力者のみですが、彼(彼女)が漣家に戻り落札を再開する可能性は低いとされ、一族としては終焉を迎えたと考えられる形で物語は締めくくられます。

総じて、漣家は「妖術師一族」と称されながらも、その本質は術そのものよりも「落札」という闇オークション business に強く結びついた一族として描かれており、蔵という非常に強力な能力が正義ではなく私利のために使われていた点が物語上の一つの皮肉ともなっています。

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